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バリアフリーマップとは?掲載内容やマップの特徴を紹介

身体に障害がある方や高齢者、車椅子使用者、乳幼児を連れた方、妊娠中の方などにとって、初めて行く場所がバリアフリー対応になっているかは重視したいところです。
そこで、多様な特性を持った方に必要なバリアフリー情報を提供する「バリアフリーマップ」について、ご紹介します。

バリアフリーマップの特徴

私たちが暮らす社会にある施設は、集団の中の大半を占める方たちを基準に作られたものがほとんどです。そのため、一人ひとりの視点から見ると、不便さや暮らしにくさを感じるさまざまなバリア(障壁)が存在しています。
不便さや暮らしにくさを感じる方とは、例えば以下のような方たちです。

  • 視覚や聴覚、身体に何らかの障害がある方
  • 高齢者
  • 乳幼児を連れている方
  • 妊娠中の方
  • 車椅子を利用している方
  • 性別で区切られたトイレに抵抗がある性的マイノリティの方

バリアフリーマップは、すべての方が平等に設備やサービスを利用できるように、バリアを取り除いた駅や公共施設、道路、公園などの情報を地図上にまとめたものです。外出前や外出先でバリアフリーマップを使うことによって、持っている特性にかかわらず、すべての方が安心して社会参加できるようになるでしょう。

一般的にバリアフリーマップには、下記に挙げるようなバリアフリー情報が網羅されており、一人ひとりの特性に合った施設が探せるようになっています。

施設の基本情報や出入口に関する情報

施設の名称や住所、出入口の幅、扉の種類(自動、手動、横開きなど)のほか、段差やスロープ、エレベーターの有無など。

トイレに関する情報

車椅子対応トイレ、オストメイト専用設備のほか、乳幼児用チェアやベッド、ユニバーサルシート(介助用大型ベッド)などの有無など。

施設内および道路での移動に関する情報

段差や傾斜、スロープ、車椅子対応エレベーター、車椅子対応エスカレーター、点字表記、手すりなどの有無など。

そのほかの設備情報

車椅子の貸出を行っている場所、座れる休憩所、車椅子使用者対応の駐車スペースなど。

都内23区におけるバリアフリーマップ

2018年に公布されたバリアフリー法改正により、各自治体は、バリアフリーマップの作成に必要な情報の収集、整理、提供に関する事項を定めることができるようになりました。それぞれの地域で、すべての方が幸せな日常生活を送り、観光を楽しむことができるように、各区市町村が工夫を凝らしたバリアフリーマップを提供しています。
東京都の場合、東京都福祉局のWebサイト内の「区市町村バリアフリーマップ一覧(令和5年3月現在)」にて、区市町村バリアフリーマップの一覧を掲載しておりますので、ぜひ参考にしてください。

バリアフリーマップと「だれでも東京」で、安全・安心なお出掛けを

東京都内のバリアフリー情報は、各区市町が提供するバリアフリーマップや「東京観光バリアフリー情報ガイド」のほか、「だれでも東京」でも探すことができます。
詳細なバリアフリー情報を集めて、都内のお出掛けをぜひ楽しんでください。

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